メンタルコントロール

この記事でわかること

・FXにおけるメンタルがわかる

・メンタルが重要な理由?

・良いメンタルを保つためには?

FXのメンタルとは?

FXのメンタルとは?その正体はなんなのか?

この記事はメンタルに悩む多くのトレーダーの少しでも役に立てばと思いを込めました。

まず「fx メンタル」と検索してみました。

 

 

「メンタル やられる」「メンタル 崩壊」なにやら穏やかではないですね。。

この通りFXでは多くの方がメンタル面で悩みと課題をもっています。

メンタル(mental)は「精神的の」という意味で、メンタルがやられるとは正常な精神状態でなくなってしまうということですよね。

ただFXで勝つためには正常なメンタルを保つことは重要必須です。

ではなぜそこまで「FXでメンタルが重要なのか?」をみていきたいと思います。

メンタルが重要な理由

スポーツの世界でよく使われる言葉

「心・技・体」

「丈夫なと健全ながあってこそ能は最大限に発揮される」という意味です。

スポーツならばイメージしやすいですが、FXで(心)メンタルがとくに重要な理由は、

メンタルの乱れはマイナスの収支に直結するからです。

マイナスの収支は最悪の場合は再起不能なダメージとなり生活(人生)を破綻させてしまう恐れすらあります。

 

 
トラッキー
人生豊かにするためにFXはじめたのに泣

 

この記事を読んでいる方には絶対にそうなって欲しくはないと思っています。

そこでFXでメンタルが乱れる局面ごとの対処について順に見ていきましょう。

FXでメンタルが重要な局面

FXでメンタルが重要な局面は大きく分けて3つあります。

  1. エントリー前
  2. ポジション保有時
  3. ポジション決済時

それぞれの3つの局面において、

  • どのようなメンタル状態になるか?
  • 注意すべきことはなにか?

具体的に見ていきましょう。

エントリー前

エントリー前は「」と「恐れ」のメンタルと対峙します。

記事執筆現在2019年10月下旬のポンド/円の日足チャートを例にとります。

 
 
トラッキー
すごい爆上げ!
これは儲かりそうだ!
 
買い検討の場合のメンタルは「欲」です。
 
「乗り遅れたくないなあ」
「いますぐにでも買いたいなあ」
「あー早く買っておけばよかったなあ」
 
「悪いメンタル状態」とは心が弱っている状態との認識が一般的かもしれません。
しかしFXでの悪いメンタルとは「欲」が最たるものだと経験から言えます。なぜか?
「恐れは」損失を限定できますが「欲」は損失を限定できないからです。
例えば仮想通貨ビットコインバブル過熱時に「欲」を出した人は痛い目を見てしまったのではないでしょうか?
「恐れ」た人は少なくとも痛い目は見ませんでしたよね。。

ポジション保有時

ポジション保有時のメンタル「」と「恐れ」は立場で異なります。例えば、

含み益+10万円の場合

「利益も出たし早く利益確定したいなあ」

「でも、さらに利益を増やしたいなあ」

「まあ、少し下がってもプラスだしなあ」

欲と楽観の感情

 

含み損-10万円の場合

「これ以上損失が増えると大変だ」

「損切りすべきかどうしよう。。」

「もう遅い、頼むから逆方向へいって。。」

恐れと悲観と祈り

 

どうでしょうか?臨場感が違いますよね笑

これは「プロスペクト理論」という人間に備わる危機回避の性質が原因で、

人間は「得る」より「失う」ことを極端に避けたがるというものです。

ポジション保有時はこの失う「恐れ」が得る「欲」よりも非常に強いです。

そのため大きな含み損を抱えている時にはメンタルが「やられそう」になるのです。

ポジション決済時

ポジション決済時は「」のメンタルに陥りやすいです。

再び先ほどのチャートを見てみましょう。

 

9月頭に128円でポンド円を買って、すでに売ってしまった人はどう思うでしょう?

 

 
トラッキー
売るの早かったな。。
もったいないことした泣

 

こう思う方も多いのではないでしょうか?

そりゃ9月に127円だったポンド/円はいまや140円と10円以上の爆上げですから笑

損益インパクトがどの程度かと言いますと、私の使っている海外口座xmに2万円弱入金してポンド円を買っていたらなんと、、、

利益は100万円以上です、1ヶ月足らずで笑

笑いがとまりませんね。

※ご興味ある方は最下部リンクからどうぞ。

 

 
トラッキー
やっぱり早かった。。泣

 

このようにポジションを決済したあとにも「欲」メンタルが襲ってきます。

利益確定の場合

「もっと保有してればよかった」

損失確定の場合

「あそこで損切りしてれば」

両者とも「〜たら/〜れば」であり、これも立派な「欲」といえます。

お気づきかと思いますが、FXはたられば欲を持ち続けて勝てるフィールドなほど甘くありません。

 

 
トラッキー
この感情はしかたないじゃん!
だって、にんげんだもの。

 

では、このような「欲」や「恐れ」のメンタルとどう向き合えば良いのでしょうか?

メンタルを履き違えない

「メンタルを履き違えない」とは、

 

「恐れ」や「欲」といった正常なメンタルを異常なメンタルと間違えないこと

 

当たり前ですが、利益は増えればうれしいですし損失は増えればつらいです。

強いメンタルをもつイチロー選手ですら、ヒットを打つのはとてもうれしいし、ヒットを打てないのはとても悔しいと。

つまり当たり前の感情を当たり前に抱くことは健全なメンタルの証です。

FXで「欲」や「恐れ」の感情を取り除くことは不可能なので、

 

手法や考え方で可能な限りメンタルコントロールする努力をする

 

これこそがFXにおける良いメンタルです。

では先ほどのメンタルが不安定になる3つのケースでコントロール法をみてみましょう。

エントリー前

先ほどはポンド/円急騰のチャートで「欲」のメンタルにフォーカスしました。

「恐れ」にもフォーカスしてみましょう。急騰前の8月以前のチャートです。

どうですか?

5月からの3ヶ月あまりで147円から127円へ20円もの大急落をしています。

相場状況から「通常の」メンタルでは、8月以前はとても買える状況ではありません。

だがしかしです、

FXで勝てるのは10%以下なので、単純に考えて大衆と同じ行動をしては必ず負けます。

つまりこのような「恐れ」の状況でいかにエントリーできるかが勝負の分かれ目です。

そこで「恐れ」と「欲」を以下の手法でコントロールします。

  • 「グランビルの法則」でエントリー(建玉)とイグジット(決済)

「恐れ」での買いエントリーポイント

買い②、買い④

 

「欲」での買いエントリーストップ

買い③手前、売り④手前

 

グランビルの法則は基本的には価格が安くなった地点で買い、価格が高くなった地点で売りを推奨している手法なので、

価格安くなった→「恐れ」で買えない

価格高くなった→「欲」で買いたい

グランビルの法則で価格の安い「恐れ」で買い、価格の高い「欲」で売る!

 

 重要

みんなが買えない(買いたくない)ところでいかにエントリーできるか

みんなが買える(買いたい)ところでいかにエントリーストップできるか

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ポジション保有時

ポジション保有時の「欲」と「恐れ」のコントロールを見ていきましょう。

グランビルの法則も使えますが、「E計算」と呼ばれる手法もお伝えします。

E計算とはアルファベットのEを価格の値幅計算に使う手法で、チャートで説明をします。

このチャートでの上昇は大まかに、約128円→約135円→約131円→141.5円となっています。

1段階目の上昇

128円→135円で7円の上げ

2段階目の上昇

135円→141.5円で6.5円の上げ

アルファベット「E」の下半分が128円から135円の7円分の値幅、上半分を135円から141.5円の6.5円の値幅とします。

下半分の値幅=上半分の値幅となることが相場では多いことから、上昇(利益確定)の目安としてE計算と呼ばれています。

含み益で「欲」が沸いてくる時、E計算というテクニカルがメンタルと利益を守ります。

わたしもE計算は決済の目安にしており「欲」をコントロールする有効な手法です。

相場格言

まだはもうなり、もうはまだなり 

相場に「まだ」や「もう」はありません。

ポジション決済時

ポジションを決済したあとも、たらればの欲がでましたよね。このようなメンタルに対処するためには、

トレードノート(トレード記録)をとって振り返りをしましょう。

簡単なものでもまったく構いませんので、必要最低限を記載します。

トレード記録の付け方

・取引履歴をエクセルやスプレッドシートにまとめる

・勝率やリスクリワードレシオ(平均利益と平均損失の比率)を把握する

トレードに「〜たら/〜れば」はつきものですが禁物です。トレード記録をつけたあと、

勝率が低い場合

「もっと保有してれば」

必要以上の保有は勝率を下げるので、ルールより早めの利確を心がけよう

※たとえば現在108円のドル円の利確を150円にした場合、勝率は著しく低くなります

「あそこで損切りしなければ」

損切りポイントが浅すぎるためルールより少し広めに見直そう

保有の長さを実績を元に振り返る

 

リスクリワードレシオが低い場合

「もっと保有してれば」

出来るだけ長期保有を心がけよう

「はやく損切りしてたら」

ルールより少し早い損切りをしよう

利益の伸びは不確定なので、コントロールできる損切りを見直す方がより実用的

 

このように実数値を元に「欲」を正していきます。トレード記録はぜひとりましょう!

(おまけ)「FX メンタル」とは

私は過去に大損失でFXをやめることを考えました。まさに冒頭の検索ワード状態でした。金額はそれに負けてないはずです。。笑

悔しくもありましたがFXが好きであきらめきれず、リセットのため過去トレード全記録を1週間ほどかけてまとめて振り返りました。

すると衝撃の事実が発覚したのです。

損小利大スタイルを徹底していたつもりが、フタを開けてみれば「利益1.3」に対して「損失1」、勝率はなんと約37%でした。

利益と損失の比率はリスク・リワードレシオといい、1:1ならば勝率50%で±0、勝率40%では1.5:1でないとトントンになりません。

そうです、わたしは取引するほど確率で負けが運命づけられていたのです笑

利益は伸ばし損切りはこまめにしていたつもりでしたが「欲」によって利益はしぼみ、「恐れ」によって必要以上の損切り損が増えてしまっていたのです。

トレード記録をとってはじめて思いました、

「メンタルはおろか手法も結果も何もかもに鈍感で無知だったな」と。覆水盆に返らずとはまさにこのことでした。

そしてその日から、頭も心も手法も資金管理もすべてを変えました。今でも変わっていませんし、変えるつもりもありません。

最後に私が思うFXにおけるメンタルとは?

「人間の正常な心に立ち向かい挑戦する心」と考えています。

だからこそメンタルコントロールの手法や良いものは積極的に取り入れますし、ダメになりそうな時は相場から離れ、失敗はつきものとも割りきっています。

結局は気の持ちようとか折れないマインドとか日々の積み重ねとか自己啓発的な話にもなっちゃいそうですが笑、

ただ1つ思うことは、そのようなメンタルで立ち向かい続けるならば、FXはお金以外の多くの素晴らしい機会を与えてくれるようなそんな気がしてならないです。